
セキュリティエンジニア|東京
セキュリティサービス本部
髙木 紳悟
2022年新卒入社 | QA本部 エンタメQA部
現在は、NFTゲームのテスト案件でリーダーをやらせていただいています。お客様とのやり取りからチームメンバーの管理などを行っていまして、どんなテストをするのか内容を決める「テスト設計」や、その内容に沿って手を動かしていく「テスト実行」も、一気通貫して自分がやることもあります。チームメンバーの人数は時期によって増減がありますが、多いときで10人ほどいるときもありました。
元々テストのイメージは、「ひたすらゲームを遊んでバグを報告する」というものでしたが、実際は先方が用意したゲームの仕様書を確認したり、バグの報告文を詳しく書いたり、ゲームを触っている時間よりも他の作業している時間の方が多いと感じました。お客様の仕様書を理解して、不具合の現象を分かりやすく伝えるために文章を書くということは、テストエンジニアにとって大事な要素だと思っています。こちらが発見した不具合をもう一回お客様の手元で再現してもらわないといけないので、詳細な手順・環境でなるべく簡潔に書く必要があります。
僕が初めて入った案件はコンシューマーゲームの案件だったのですが、当時のリーダーや先輩方が丁寧に教えてくださったので、最初のうちはあまり困ったことはなかったです。その後、入社して半年くらいの時に上司から「一人で案件してみない?」という風に言われまして、お客様とのやり取りや検証など、今まで先輩がやってくださっていたことを初めて一人で担当したときは苦労しました。でも、そのときの経験が今に繋がっているのかなと思います。
同じ案件に入っているチームメンバーの成長を感じたときですね。日々、メンバーのタスク管理をしている中で、僕が思っていた以上の成果を上げてくれたり、見落としそうな不具合を見つけてくれたり、僕がテスト設計を作った段階では気づけなかった仕様について質問があったりすると「よく見てくれているな」と感じて、とても嬉しいです。そのメンバーがあげてくれた成果物がお客様に届いて、その成果物によってお客様が満足してくださると、まわりまわって自分も成長しているなと思います。
自分からアクティブに動けるような人が合うと思います。言われたことだけをやってると、見落としてしまうような不具合があったりするのですが、ゲームが好きな人であれば「本当にこれでいいのかな?」「仕様書と合っているけれど実際遊んでみると使いにくくないかな?」「この現象とこの現象を同時にやったらどういう挙動になるんだろう?」など、様々なことに気づけると思います。必ずしも好きなゲームのテストを担当できるとは限らないですが、そういう人がチームメンバーにいてくれたら心強いです。