テスト自動化によって業務を効率的に。 自動化を通して社内全体のスキルアップに大きく貢献
QA本部
島澤 友希
未経験で中途入社し、現在はテストチームのリーダーに。
前職では、Webデザイン系の企業、引っ越し業者やアニメーターなど 様々な業種を経験。
現在はAIQVE ONEでテスト自動化を、いち早く現場に取り入れている。
私のチームではいわゆる「乙女ゲーム」のアプリを検証しており、1日2〜4本程、全部で8〜10本程のアプリを担当しています。扱っている本数が多いと驚かれることもありますが、テストの自動化ツールを導入していることもあって、効率的に回しています。
また、自動化導入によって「毎月どれだけの工数が削減できたか」という集計も行ってお客様に提出しています。その際、数十時間分の作業が自動化で賄えたという数字がしっかり出てくるので、実務を通してそのメリットを強く実感しています。
私が担当している乙女ゲームのような、ボタンを押してシナリオを読み進めていくタイプのゲームの場合は比較的導入しやすいかと思います。具体的な例として、「所定の手順を踏んでシナリオを進めた際に、用意していたイベントスチルが正常に出ているか」といった項目等は、自動化ツールを用いて検証していますよ。
他にも、一般的なソーシャルゲームであればテストの自動化が比較的容易です。反対に操作が複雑なアクションゲームや、自由に動き回れるオープンワールドのようなタイトルは、現時点では自動化で検証できる内容が限られます。今後はそういったタイトルでも、自動化できる領域を増やしていければと思っています。
イラスト/デザイン系の大学を卒業後、自分のやりたいことが見つからなくて様々な職種を転々としていました。最初にWebデザイン系の会社に2年ほど務め、次にアニメーターに転職したものの、かなりハードな環境で。
新しいスキルを身に付けたいこともあって、クリエイティブ業とは関係のない業界に転職しました。
そうして20代半ばを回った頃に、自分自身のキャリア形成が全くできていないと、とても不安になりました。改めて、どうなりたいか振り返った時に、「自分の好きな分野に関わりながら、専門性の高いスキルを身につけたい」という考えが浮かんできたんです。
AIQVE ONEの求人を見つけたのは、そんな時でした。テスト業界の求人は色々ありますけど、その中でAIQVE ONEは「AIと自動化」という独自の強みを打ち出しており、どうせ挑戦するなら新しい分野へと思って応募した次第です。
研修を終えて最初に加わったのが、現在の乙女ゲームを検証するチームでした。ちょうどそのタイミングで、AIQVE ONEでも自動化ツールを現場に取り入れようとしていまして。私も担当者の一人になったのですが、なにぶん作業に必要なプログラミングなんて、やったことがなく。
とはいえ仕事として依頼されているわけですし、簡単に「無理です」と諦めたくないと思い直し、半年ほど頑張って勉強していきました。もちろん大変ではありましたけど、学ぶにつれてどんどん分かる部分が増えていくのは楽しかったです。
最初はWeb業界に就職したこともあり、いわゆるデスクワークに抵抗は無かったです。あとは、かつて経験した引っ越し業界でお客様の家に入る時は新しい靴下に履き替えるといった、過去に異業種で学んだホスピタリティの精神も活きています。 テスト業務って流れ作業のイメージが強いかもしれませんが、お客様からお預かりしたものに「より良くしていこう」という前向きな気持ちで取り組めているのは、過去の経験があったからこそだと思います。
担当している乙女ゲームでも、とあるシナリオで「このセリフは世界観に合わないのでは?」と気になった部分があり、過去の設定を遡ってお客様に対案をご提案したこともありました。後にそれが反映されていたりすると、この仕事をしていて良かったなって感じます。
私がAIQVE ONEに残した実績や経験は、やはり自動化ツールを現場で運用しているという点に尽きます。会社として今後も積極的に自動化を推し進めていますし、私としてもそのサポートをしつつ、より専門的なスキルも身に付けたいです。
プログラミング含め、全くの未経験からスタートしましたが、飛び込んでみたら意外とできたってことが多くあります。これは好きなことだから続いているというよりも、「自分はこれがやりたい」「こうなっていきたい」という理想を毎日考えながら仕事していくうちに、段々楽しくなって自然とできるようになったという感覚がありました。
AIQVE ONEは概ね、「やらせてください」ってお願いすると、気持ちよくOKをくれる環境なので、チャレンジ精神があれば経験の有無に関わらず、楽しんでお仕事できるんじゃないかと思います。そんな人に、ぜひ入社頂きたいですね。言葉にするとシンプルですが、大丈夫。やれば、なんとかなります!(笑)