【メタバース開発】バーチャル旅行プラットフォーム「ANA GranWhale」開発インタビュー
ANA NEO株式会社
『マドリカ不動産』『紙謎 未来からの想いで』といった独創的なインディーゲームを生み出したギフトテンインダストリ株式会社を訪問。代表取締役の濱田隆史氏にお話を伺いました。
BitSummit(国内最大級の規模で開かれるインディーゲームの祭典)に出展していたギフトテンインダストリへAIQVE ONEの京都ラボに在籍するExpert Debugging Team(EDT)※による「インディーゲーム支援テスト」を提案。『マドリカ不動産』にて「インディーゲーム支援テスト」を行った後、『紙謎 未来からの想いで』にて「通常のテスト」を発注いただく。
※Expert Debugging Team(EDT)
AIQVE ONEの京都ラボに在籍する少数精鋭のテスター集団。バグ検出の発想力と検証能力に優れ、所属するためには合格率約27%の実技試験をクリアする必要がある。
ゲームを客観的にチェックする第三者の必要性は感じていたが、適切な人材を自ら探して面接しなければならず、そこに苦労していた。
・濱田 隆史 氏 / 代表取締役
濱田氏 AIQVE ONE(※当時の社名はモリカトロン)さんから「インディーゲーム支援テストという形でゲームの開発を手伝いたい」とご連絡頂いたのがきっかけです。『マドリカ不動産』の開発は既に終わっていたものの、テストはこれまで知人やアルバイトの力を借りることが多く、プロに依頼したらどうなるのかなと興味が湧きました。そこでトライアルとして、インディーゲーム支援テストをお願いすることにしました。
※『マドリカ不動産』とは
https://youtu.be/ssX_lPCWnKo
紙に印刷した“間取り図”を切ったり折ったりしながら、そこに隠された謎を解いていくパズルアドベンチャー。濱田氏曰く、「リアル脱出ゲームを体験した際の面白さを、デジタルに持ってこれないか」という視点から作られた意欲的なタイトル。
濱田氏 AIQVE ONEさんとのやりとりには、チャットワークを使いました。守秘義務などに厳しい大型タイトルであれば、テストを始めるだけで色々大変な段取りがあるでしょうけども、私達の慣れているツールや環境に合わせてもらいカジュアルにスタートできたので助かりました。
濱田氏 『マドリカ不動産』のリリース後、のちにパブリッシャーとなって頂く会社さんから、「一緒にゲームを作りませんか」とお声掛け頂いて作ったのが、『紙謎 未来からの想いで』です。『マドリカ不動産』は私一人がメインでしたが、『紙謎 未来からの想いで』は関わった人数が多く、よりしっかりと品質を保証する必要があると感じ、テストを外部に依頼しようと考えました。
※『紙謎 未来からの想いで』
https://youtu.be/wVKHoK4VzUU
手がかりとなる紙を駆使して謎を解き明かす、デジタル×アナログの新感覚「謎解き紙ゲー」。主人公「トキオ」と、謎の少女「ミライ」の間に隠された事実に迫っていくストーリーも好評。
濱田氏 実はその時、いわゆる大手と呼ばれるようなテスト会社さんにも相談していました。けれども相手が大手すぎて、私たちのようなインディーゲームが関わって良いかのイメージが付かなくて…。広くて立派なロビーで待たされている間、「俺はここにいていいのか」という気持ちになりました(笑)。ちょっと住む世界が違うのかなって。
濱田氏 一言で表現するのであれば、“親近感”でしょうか。AIQVE ONEさんとは最初はメールでやりとりし、その後BitSummitで担当者の方と直接お会いしたのですが、そんな経緯もあって「同じ視点を持っている」という感覚があったのです。
もちろん、『マドリカ不動産』でインディーゲーム支援テストをしてもらった時の信頼関係もありました。その2つが、AIQVE ONEさんを選んだ理由ですね。『紙謎 未来からの想いで』のテストも非常にスムーズで、やりやすかったです。
濱田氏 経験豊富なテスターによる仕事が素晴らしく、品質を担保するためにはプロに頼んだほうが確実だと改めて感じました。フレームワークから課題を抽出して、それに沿って進めていく様は非常に効率的だなと思います。それと修正後にバグが直ったかどうか、チェックしてもらえるのも丁寧で嬉しいですね。
これは他の開発者も同じだと思うのですが、ゲームを開発している間はどうしても“開発脳”になってしまい、バグが見つけられません。だからどうしてもテストには、第三者が必要です。そんな時、これまでは一般の人をアルバイトで雇っていましたが、そうした人材を探して面接するだけでも大変で。今回のお取引は、こちらが必要とするボリュームに合わせて対応してもらえたので助かりました。
濱田氏 ゲーム開発者は全員、可能な限りバグは事前に潰したいと考えているはずです。大型タイトルであれば当然全て対処するのでしょうけども、とはいえインディーゲームには少なからずコストの問題があり、どうしてもそのバランスから「ここで良しとするか」という着地点を探さざるをえないのが実情です。
今回は短期間で数多くのバグを見つけてもらったので、その理想に近づけた感じはありますね。理想を言うと、インディーゲーム向けの1日だけテストする「超短期プラン」といったものがあれば、興味を持つインディーゲーム開発者も増えるのではないかと思います。
濱田氏 インディーゲームは独自の発想を持ち続けることが非常に大事です。コンセプトが抜きんでていれば、競業も出てきませんし、継続的に遊んでもらえるんだなと、改めて実感しているところです。尖った作品を作るのは大変ですが、これからも挑戦し続けたいですね。
※「インディーゲーム支援テスト」は現時点ではその年のBitSummitのエントリーを通過された日本在住の方々を対象として実施しています。
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