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【QA Tech Nightレポート】”ゲームをAIでテスト”のホントのところ。 ~ゲーム開発を強力にサポートする自動プレイテストAI 『Playable!』の野望~
「SNSの投稿からバグをいち早く検知したいが、24時間監視することはできない」
「人力では、膨大な投稿のなかからいち早くバグの報告に気付くのは難しいし見落としがある」
SNS監視がバグを発見するための有効な手段であることは、多くのゲーム会社が認識しています。しかし、コストや負担の問題から、SNS監視を適切に行っているゲーム開発現場はまだ少ないのが現状です。
Oreoは、SNSの自動監視を手軽に実現するためのツールとして開発されました。ここでは、Oreoの概要や特徴、導入するメリットについてご紹介します。
Oreoの大きな魅力の一つは、無料で利用を開始できる点です。本記事を参考にして、ぜひOreoを導入し、SNSの自動監視を体験してみてください。
Oreo(オレオ)は、ゲームやアプリの不具合検出に特化したSNS自動監視ツールです。OreoはSNSへ投稿されたユーザーの声や感想を、固有ワードや画像をもとに24時間リアルタイムで収集し続けます。
収集したデータはテキストマイニング処理を経て可視化されます。また、大量の投稿の中から不具合やトラブルに関するものを抽出し、リアルタイムでレポートを生成します。
ソーシャルリスニングツールは多数存在しますが、その多くはマーケティング要素が強いものです。しかしOreoは、ゲームやアプリの不具合検出やユーザーボイスの収集に特化したツールとなっています。
ゲーム業界にとって、SNSの監視は非常に重要です。リリース時にバグをゼロにすることは難しく、SNSの投稿からバグや不具合が発覚することがよくあります。
ただし、自社の従業員が、24時間SNSを監視し続けるのは現実的ではありません。人力ではどうしても漏れや見逃しが発生してしまいます。一方、SNS監視を外部へ委託した場合は、膨大なコストがかかります。
当社のお客様も例外ではなく、SNS監視をどう実現すればよいか悩まれていました。そんな中、あるお客様から当社へ、以下のような引き合いがあったのです。
「SNSの24時間監視を外部へ委託しており、月額費用が大きな負担となっている。SNS監視の良いソリューションを提案してもらえないか。」
当社は早速、SNS監視が可能なサービスのプロトタイプを作成しお客様へ提案しました。このプロトタイプが、Oreoの原型となっています。
SNS自動監視ツール「Oreo」の主な特徴として、次の5つが挙げられます。
以下、これら特徴をひとつずつみていきましょう。
Oreoでは、あらかじめ収集したいワードをスコアリングし登録しておきます。この登録内容にもとづき投稿を収集し、「ポジティブ」「ネガティブ」「バグ」などのグループへ自動でカテゴライズされます。収集された投稿データとカテゴライズの結果は、レポートに表示されます。
サービスやアプリの画像をあらかじめAIに学習させることで、関連度の高い投稿をより高精度に分析・集計します。反対に関連度の低い画像もAIに学習させることで、除外したい投稿の判定も可能です。
※AIによる判定が行えるのはLargeプランのみです。
緊急度の高い投稿を発見した際に、チャットツール(Slack / Chatwork / Microsoft Teams)へ自動で通知します。これにより、重要度の高いリスクをいち早く検知できるようになります。「クラッシュする」「落ちる」といったワードのスコアを高くしておくことで、重大な不具合をいち早く発見することが可能です。
フリープラン(freemium)であれば、氏名・メールアドレス・パスワードを登録するだけですぐに利用開始できます。利用にあたって、事前の問い合わせや打ち合わせは必要ありません。
Oreoではダッシュボード機能・レポート機能により、それぞれ以下の統計や収集データを参照できます。
【ダッシュボード機能】
【レポート機能】
Oreoを導入することで、ゲーム開発の現場はSNSの投稿をより効率的かつ有効に活用できるようになります。以下、Oreoを導入する具体的なメリットをひとつずつみていきましょう。
ゲームユーザーはバグを発見した際などに、サポートより先にSNSへ情報共有目的で投稿する傾向にあります。Oreoを導入すれば、手作業に比べはるかに迅速かつ確実に重要な投稿を検知できるようになります。
リアルタイムでユーザーの声を拾い上げ、迅速に対応することで、ユーザー満足度の向上につながるだけではなく、企業のブランドイメージを維持し、信頼性を高めることができます。
Oreoの役割は不具合やバグの検知だけではありません。使い方によっては、ユーザーのゲームに対する不満やニーズにもいち早く気付けるようになります。ユーザーの声を開発に活かせば、ゲーム品質やユーザーエクスペリエンスの向上につながります。
カスタマーサポート・マーケティング担当・開発・QAなど、様々な部署の担当者が同じようにSNSをチェックしています。Oreoを使うことによって、各部署が重複して行っていた作業を一元的に、かつより高い精度で行えるようになります。これにより、SNSチェックにかかっていた社内の工数を大幅に削減できます。
またメンテナンス直後など特に不具合が発生されやすいときは、各部署の担当者はただでさえ多忙な状態です。そのうえ手間のかかるSNSチェックをしていたら、担当者の負荷が増すことは言うまでもありません。他業務に追われながらの作業となるので、バグに関わる投稿を見落とす可能性も高くなるでしょう。
そういったときにOreoを使えば、担当者の負担を軽減しつつ重要な投稿をリアルタイムで検知できるようになります。
ここでは、Oreoを導入いただいた株式会社MIXI様の事例をご紹介します。
スマートフォンアプリ「共闘ことばRPG コトダマン」のゲーム公式X(旧Twitter)には、ゲーム不具合に関する意見が多く寄せられていました。X(旧Twitter)の監視運用は各担当者がおこなっていたものの、人力では見逃しがあったり、リアルタイムで確認できなかったりしました。一方で、不具合に関する投稿は公式フォームの「お問い合わせ」より即時性が高く、見過ごせない情報であることは間違いありません。これらのX(旧Twitter)の投稿を、不具合検知に活かせないかと考えていました。
Oreoの導入後は、ツールがXをクロールし、取得したデータにスコアリングを行っています。その中からスコアが高く、不具合検知につながりそうなものが自動的にSlackへ投稿され、担当者がチェックする流れとなっています。これにより、Oreo導入後はSlackを見るだけで必要な不具合情報にキャッチアップできるようになりました。月に何件かはOreoによってバグを見つけており、再現確認から修正まで行っています。中には「そんなところに」と驚くようなマイナーなバグや、見た目では分からないようなバグも含まれます。見逃している投稿もあるかもしれませんが、AIは高い精度で必要な投稿を検知できていると感じています。
さらに詳細は以下の記事をご覧ください。
Oreoの導入でバグを早期に発見!AIQVE ONEだけが理想とする監視ツールをゼロから作り上げてくれた
Oreoは手間のかかる手続きや作業なしに申し込みや導入が可能です。ここでは、Oreoを導入するおおまかな流れを、実際の申し込み画面とともに見ていきましょう。
①アカウントの登録
最初にアカウントの登録を行います。
フルネーム・Eメールアドレス・パスワードを入力し、サインアップをクリックします。
プロフィールページから「組織」タブを開き新規作成をクリックします。
組織の作成に成功すると、組織一覧に掲載されます。
プロフィールページから「組織タブ」へ移動し、「プラン申し込み」をクリックします。
「プラン申し込み画面」が表示されるので、任意のプランを選択します。フリープランを試したい場合は、「Freemium」と申し込む組織を選択し「プラン申し込み」をクリックしてください。
サブスクリプションプランを設定すると、プロジェクトを作成できるようになります。プロジェクトは、ユーザーがX・Steamから収集したいデータを指定し、ダッシュボードから収集されたデータにアクセスするための仕組みです。プロジェクトを作成するには、組織の詳細ページに移動し、「新規プロジェクト」ボタンをクリックします。
プロジェクトを作成したら、Oreoの導入作業は完了です。SNSの自動監視が開始されます。
今後は、監視対象のSNSを追加したいと考えています。たとえばDiscordのようなゲームの公式SNSから自動収集できれば、より多くのお客様に使っていただけるでしょう。
Oreoはマーケティングを目的としたソーシャルリスニングツールではありません。ゲーム業界の担当者がいち早くバグを検知できたり、夜遅くまでエゴサーチをしていた手間をなくしたりするためのツールです。Oreoをきっかけに、日々の業務が楽になったり開発に専念できたりするよう機能追加や改良を続けてまいります。
Oreoはゲームやアプリの不具合検出に特化したSNS自動監視ツールです。Oreoはオンライン上で簡単な登録をすませれば、無料で利用開始できます。SNS監視に興味がある方は、ぜひOreoをお試しください。有料プランに移行することで、より精度の高いAIによる高精度の分析も使えるようになります。
SNS自動監視ツール「Oreo」のお申込みは、以下公式サイトURLから行っていただけます。ぜひ、まずは無料でお試しください。
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