テスト設計があるからこそ、
「ひたすら遊ぶ」から
脱却できる

人材開発部
テスト設計者
熊野 泰司

PROFILE

QA業界経験者として、中途入社。
前職ではオフィスセキュリティ系の業界でシステムエンジニアとしてQAに携わる。
現在は、テスト設計に関する教育プログラム検討や社員教育を担当。

なぜ入社?

熊野さんは、なぜAIQVE ONEに転職されたのですか?

前職はシステムエンジニアとしてQAに関わっており、2年ほど同じ案件に取り組んでいました。その現場は、扱うモノの都合もあるのですがひたすら人の目でチェックするという文化が非常に強い環境だったことを覚えています。

一方、私としては「もっと効率化できることはないだろうか」という疑問が、長く働けば働くほど強くなってきまして。そんな時にAIQVE ONEがテストの自動化に取り組んでいると知り、まさに「自分の実現したいことに取り組んでいる会社があるぞ!」とワクワクしたのが転職の切っ掛けでした。

特に魅力的だなと感じたのが、AIを用いた自動化です。人力主義の環境で働いていたからこそ、「AIでテスト自動化する」というAIQVE ONEの新しいコンセプトに惹かれましたね。テスト業務の自動化はまだ完璧ではないものの、目指しているゴールは遠い未来のことではないと感じました。理想の状態まで半分くらいできていて、もう半分頑張れば夢が叶いそうだっていう現実味があったんです。

入社してからはどんな業務を担当されているのでしょう?

最初はテスト設計者として、社内業務のサポートや、担当案件におけるテスト設計のリーダーを務めました。現在は案件を担当しつつ、これまで培ってきた知識や経験を共有するために新入社員への講師などを行っています。

また、我々の業界では「JSTQB(= JSTQB認定テスト技術者資格)」という推奨資格があるのですが、教科書で使われている言語が難解なこともあり、これを独学で習得するのはなかなか厳しいものがあります。そこで社内のメンバーがより学びやすくなるよう、教科書の内容を「我々の業務内容だとこういうこと」といった感じに置き換えた資料を作成して、スキルアップをサポートするような業務も担当しています。

誰もが高品質なテストを行うためにも、
テスト設計は非常に重要

熊野さんが担当している「テスト設計」とは、具体的にどんなものですか?

「プラモデルの説明書」みたいなものだと思ってください。私たちが作るテスト設計は、まさに“テスト業務の説明書”であり、テストを実行する際に必要な手順はもちろん、「このボタンを押して、こうなったらOK」といった状況まで細かく記述しています。

ゲームのテスト案件と聞けば、「ひたすら壁に向かって走るのかな」って思う人もいるかもしれません(笑)。けれどAIQVE ONEの現場はそんなアバウトではなく、予め用意されているテスト設計によって、その手順がしっかり定められています。だからこそ、未経験者でも自信を持ってテスト業務に臨めるわけですね。

例え「壁に向かって走る」という項目があったとしても、それを何時間テストするのか指定がないと、テストする側は困ってしまいますよね。必要以上にテストを繰り返して、無駄な作業になってしまうという状況も容易に想像できます。だからこそ設計の段階で、このテストにどんな意味があるのかというところまで吟味し、「この項目は1時間、試してみてください」といったレベルまで、具体的に落とし込んでいます。

テスト設計は、効率的に業務を行ううえで欠かせないのですね。

はい、テスト設計は本当に大切な存在です。蔑ろにされがちですが、これを怠ると後々が大変で…。テスト設計が無いと、その作業内容が「ひたすら遊ぶだけ」になっちゃいますよね。そうなると、テスターの知識や経験、テクニックといった個人のスキルによって結果が左右されてしまい、効率やバグの発見数がバラバラになってしまうでしょう。これは質の高いテストとは呼べません。

特にAIQVE ONEは未経験者の採用も積極的に行っていますから、彼らが現場で困らないようにするためにもテスト設計は絶対に必要です。経験の有無を埋めるためにも、事前にしっかりとしたテスト設計を準備しており、だからこそ会社全体で抜け漏れのないテストが行えるようになります。

研修を通してメンバーの成長を
促し、
プロを育てていきたい

熊野さんは、社内の研修も担当されています。
この研修を通して実現したいことはなんですか?

一般的に、作業は教えるけどもその先に必要な成長のサポートまでは取り組めていない会社が多いのではないでしょうか。その点、AIQVE ONEは教育セクションにも経験のある社員を配置しており、メンバー全体のレベルアップにつながるよう研修体制を強化しています。

未経験から入社される方はもちろん、経験者であっても私たちが担当する研修を通して、テスト設計者やマネージャー職など、本人が希望する次のステップに進んで欲しいと考えています。業務だけじゃなく、メンバー全員の成長を促してプロを育てていきたいですね。

AIQVE ONEは「品質管理に、革命を。」というキャッチコピーを掲げ、テストエンジニアの市場価値を高めることを目指しています。
熊野さんは、まさにそれを体現するための業務を担当されているのですね。

やはり皆さん、成長の機会がある会社で働きたいですからね。これまで研修を受けた人も、今では現場でバリバリ活躍していますし、そういった話を聞くたびに教える立場である私も嬉しくなります。

それと僕個人としては、AIによるテストの自動化を実現したいという目標があります。AIQVE ONEに入社した目的や理念も、まさにこれです。半分理想的であり、僕個人だけでは達成できないとは思いますけれど、育成を続けて専門的なエンジニアを増やし、互いに助け合っていつか夢を実現したいですね。人材育成は、私の夢に辿り着くための手段の一つでもあります。

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